台湾漫画家「鄭問」追悼「史上初の故宮漫画展」に招かれた「かわぐちかいじ」

執筆者:野嶋剛 2018年6月21日
エリア: 中国・台湾 日本
開幕式典では蔡英文総統も挨拶に立った

 

 鄭問(チェン・ウェン)という台湾の漫画家を、読者の皆さんは覚えているだろうか。1990年に週刊『モーニング』の連載『東周英雄伝』で日本デビューし、筆のみによる独特な大迫力の画風から一世を風靡した。昨年3月、心筋梗塞のため、台湾で死去。58歳という早すぎる死に惜しむ声が相次いだ。

 その活躍を記念する展覧会「千年一問 鄭問故宮大展」が、6月16日から台北の国立故宮博物院で始まっている。

開幕式典に出席した2人の大物漫画家

 実は15日に開催された開幕式典に、日本から海を越えて2人の大物漫画家が出席した。『沈黙の艦隊』のかわぐちかいじ氏と、『蒼天航路』作画の王欣太(キング・ゴンタ)氏だ。2人と鄭問氏の間にはどのような交流があったのだろうか。

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執筆者プロフィール
野嶋剛 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に「イラク戦争従軍記」(朝日新聞社)、「ふたつの故宮博物院」(新潮選書)、「謎の名画・清明上河図」(勉誠出版)、「銀輪の巨人ジャイアント」(東洋経済新報社)、「ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち」(講談社)、「認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾」(明石書店)、訳書に「チャイニーズ・ライフ」(明石書店)。
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