米朝首脳会談「1カ月」の検証(3)眠れないほどの「ミッション:インポッシブル」

ポンペオ米国務長官(右)は、金英哲党統一戦線部長(左)との協議が「生産的」だったと言うが (C)AFP=時事
米メディアなどで北朝鮮の非核化に懐疑的な見方が噴出すると、ドナルド・トランプ大統領は7月3日、ツイッターで「フェイクニュースを含め野党だけが不満を言っている。私がいなければ今ごろ北朝鮮と戦争になっていたぞ!」と反発した。
トランプ大統領は「北朝鮮とはたくさん良い話し合いをした。うまくいっている! ロケットの打ち上げも核実験も8カ月間ない。アジアのすべての人が感動している」と主張した。北朝鮮の非核化に進展はないが、北朝鮮が昨年のように核実験やミサイル発射をしていないのも事実だ。

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