会社存続でも「会計監査制度」を根底から揺るがし続ける東芝「粉飾事件」

執筆者:磯山友幸 2018年8月2日
カテゴリ: 経済・ビジネス
エリア: 日本
4月、東芝の入社式で社歌を歌う(右から)車谷暢昭会長兼最高経営責任者(CEO)、綱川智社長兼最高執行責任者(COO)ら幹部 (C)時事
 

 1年前の大騒動がウソのような静けさだ。粉飾決算で上場廃止の危機に直面していた東芝の話である。

解体された老舗メーカー

 昨年は2017年3月期の決算を巡って監査法人の適正意見がなかなか得られず、決算発表が8月10日にずれ込んだ。今年は5月15日にすんなり決算を公表。昨年の巨額赤字で債務超過に陥っていたのを解消した。1年前に250円前後だった株価も100円近く上昇した。

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執筆者プロフィール
磯山友幸 1962年生れ。早稲田大学政治経済学部卒。87年日本経済新聞社に入社し、大阪証券部、東京証券部、「日経ビジネス」などで記者。その後、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、東京証券部次長、「日経ビジネス」副編集長、編集委員などを務める。現在はフリーの経済ジャーナリスト。著書に『2022年、「働き方」はこうなる』 (PHPビジネス新書)、『国際会計基準戦争 完結編』、『ブランド王国スイスの秘密』(以上、日経BP社)、共著に『株主の反乱』(日本経済新聞社)、編著書に『ビジネス弁護士大全』(日経BP社)、『「理」と「情」の狭間――大塚家具から考えるコーポレートガバナンス』(日経BP社)などがある。
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