1995年3月20日、オウム真理教による地下鉄サリン事件が起こり、その年の12月に是枝裕和監督の映画デビュー作『幻の光』が公開される。そして、今年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した是枝監督の新作『万引き家族』の日本公開(2018年6月8日)から約1カ月後の7月6日、尊師・麻原彰晃(松本智津夫元死刑囚)ら7名の死刑が執行された。残る死刑囚6名も同月26日に執行。私の中で、オウムと是枝監督は、どこか響きあって思い出される。
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