EU「移民映画」から考える多文化共生の「不協和音」(下)

「EUフィルムデイズ2018」公式HPの『キッツ先生の子供たち』より

 

 私がなぜ移民問題に興味を持ったかというと、この夏生まれる娘が将来通うかもしれない近所の小学校には、もう日本人が4割しかいないと聞いたからである。横浜市立南吉田小学校は7月2日に亡くなった桂歌丸師匠の母校であり、現在700名を超える児童の6割ほどが外国にルーツを持つ子ども。アジアを中心に十数カ国から集まっていて、学期途中の転出入も多いそうだ。運動会での6カ国語アナウンス(日本語、中国語、英語、タガログ語、韓国語、タイ語)はニュースになった。児童がそれぞれの国の言葉で競技を紹介するのである。校門を一歩出れば児童は母国語に戻り、同じ人種で集まって下校する。

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執筆者プロフィール
長谷川康志 1978年横浜生まれ。映画批評家。酒豆忌(中川信夫監督を偲ぶ集い)実行委員。2012年より『映画論叢』(国書刊行会)にて「デジタル過渡期の映画上映」を連載中。
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