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夢をもって誰もが新たな一歩を踏み出そうとするが、その現実は自分の描く青写真とは大きくかけ離れる。
最終的に「東洋一の給与とり」と世間にいわしめたほどの中上川彦次郎とて、夢の一歩の現実は厳しいものだった。
「天下国家を論じる新聞社の社長として、自分が国を動かしている気にもなったこともあるが、34歳の自分にはいったい何ができるのか」
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