41
若くも美しく箱入りで育てられてきた生娘が、三つ指ついて自分の所有物になる。新床の甘露をむさぼり、若鮎のしなりを夫は汗ばんだ骨っぽい手で押さえる。
はじめ新妻はからだ中に力を入れて拒否してきたが、毎晩のように隣りの床から執拗に求めてくる夫に、心とは裏腹、次第に女の身体が反応して行く。
肉体の目を開かれていくあきは、夫に抱かれることに後ろめたさを感じ、その罪悪感から体感したことのないほどの恍惚感に包まれる。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン