米中貿易戦争がますます激化しているため、米国メキシコ湾岸における新規LNG(液化天然ガス)プロジェクトの立ち上がりが不透明さを増している。今後の新規需要の大半を占める中国市場を当てにできないかもしれないからだ(本欄2018年8月7日「加熱する『米中貿易戦争』終着点への懸念」参照)。
その虚を突くようにして、「三菱商事」も参画している「カナダLNGプロジェクト」が最終投資決断(FID)をした、と発表された(『日本経済新聞』「三菱商事やシェル、カナダでLNG開発 1.6兆円」2018年10月2日15:39 )。
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