岩瀬昇のエネルギー通信
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「サウジ記者殺害」で危惧される「原油価格」動向の「世界最大油田会社トップ」見通し

ハーショクジー氏殺害事件は原油市場にも重大な影響を及ぼす(C)EPA=時事
ここ連日、サウジアラビア(以下サウジ)の情勢から目が離せない。
2018年10月16日(火)に急遽、リヤドを訪問したマイク・ポンペオ米国務長官の口から、ドナルド・トランプ大統領直々の「近日中の解決要求」を突きつけられたのだろうが、サウジ政府は10月20日(土)、殺害は認めたものの偶発的な事故だという、穴ボコだらけの「事件顛末書」を発表した。著名なサウジ人ジャーナリスト、ジャマール・ハーショクジー(日本語では「カショギ」と発音されることも多い)氏が在トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館に入館した後、殺害されたとする疑惑についてのもので、18人の容疑者を拘束し、捜査を継続中だとはいうが、素人判断でも説得力ゼロの発表内容だ。

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