風の向こう側 (33)

「ゴルフ」と「三つ子の魂」で子供たちを育てる

執筆者:舩越園子 2018年10月26日
「タイガーのような選手になりたい」子供の頃の夢を追い続けたケプカ(筆者撮影、以下同)

 

 米ツアーは10月から早くも2018-19年の新シーズンが開幕。先週は開幕第3戦の「ザ・CJカップ・アット・ナイン・ブリッジズ」が韓国で開催され、ブルックス・ケプカ(28)が通算5勝目を挙げ、自身初の世界ランキング1位に輝いた。

 ケプカと言えば、8月のこの欄で「馬のカイロ」の話をご紹介したばかりだ(2018年8月29日「『全米オープン』連覇『全米プロ』制覇偉業の秘密は『馬のカイロ』!」参照)。今年1月に左手首を故障し、戦線離脱して4月の「マスターズ」も泣く泣く欠場したケプカは、ワラにもすがる思いで馬専門のカイロプラクターを訪ねたところ、30分ほどの施術で奇跡的に回復。「フィックスされた。痛みがなくなった」。

カテゴリ: スポーツ
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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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