「2つの選挙」を迎えるドイツに「波乱」はあるか

執筆者:花田吉隆 2019年1月10日
カテゴリ: 国際 政治
エリア: ヨーロッパ
激動のドイツはどこへ向かうのか……(C)AFP=時事
 

 「2019年の注目点、気になること」で、ドイツは「ひと波乱もふた波乱もあるだろう」と書いた。一体どんな波乱があるのか。正月でもあり、大胆に予測してみよう。

AfDの支持率が高い地域で……

 2019年に予定される政治上の主な行事は2つ、5月のEU(欧州連合)議会選挙と秋の地方選挙だ。

 2018年12月、キリスト教民主同盟(CDU)新党首に選出されたアンネーグレット・クランプ=カレンバウアー氏にとり、これは党首として初めて臨む選挙だ。アンゲラ・メルケル首相と組んだ二頭体制が、国民にどう判断されるか、新党首にとっては極めて重要な試練だ。特に、フリードリッヒ・メルツ氏やイェンス・シュパーン氏を担ぎ、党の主導権奪還を目論んだ保守派にとり、クランプ=カレンバウアー新党首がどんな手腕を発揮するのか、お手並み拝見というところだろう。つまり、ここでCDUが敗れれば、新党首に対する批判が一気に高まる。そういう状況でCDUは5月と秋の選挙を迎える。

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執筆者プロフィール
花田吉隆 元防衛大学校教授。1977年東京大学法学部卒業。同年外務省入省。在スイス大使館公使、在フランクフルト総領事、在東ティモール特命全権大使、防衛大学校教授などを歴任。
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