東京国立博物館「顔真卿」初来日で起きた「中台大批判」に答える

執筆者:野嶋剛 2019年1月30日
タグ: 中国 台湾 日本
エリア: アジア
東博の「顔真卿」展を批判した『環球時報』の記事(同紙HPより)

 

 上野の東京国立博物館(東博)で、特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」が開かれている。日本でも顔真卿(がんしんけい/709~785)の名前を聞いたことがある人は少なくないだろう。中国史のなかで1、2を争うと目される唐代の書家で、その「天下第二の行書(楷書を崩したもの)」と呼ばれる名筆「祭姪文稿」(さいてつぶんこう)が台北・國立故宮博物院から貸し出されたのだ。

 会期は1月16日から2月24日までを予定しており、中国文化に親しんでいる人は特に見逃したくない展示である。

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執筆者プロフィール
野嶋剛 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に『イラク戦争従軍記』(朝日新聞社)、『ふたつの故宮博物院』(新潮選書)、『謎の名画・清明上河図』(勉誠出版)、『銀輪の巨人ジャイアント』(東洋経済新報社)、『ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち』(講談社)、『認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾』(明石書店)、『台湾とは何か』(ちくま新書)、『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』(小学館)など。訳書に『チャイニーズ・ライフ』(明石書店)。最新刊は『なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか』(扶桑社新書)。公式HPは https://nojimatsuyoshi.com
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