習近平「中台統一で武力行使」の「可能性」と「タイミング」(下)

執筆者:野口東秀 2019年2月4日
エリア: 中国・台湾 日本
対する台湾の蔡英文総統は「一国二制度は絶対に受け入れない」と拒否したが……(C)AFP=時事

 

 2018年8月、台湾国防省は『中共軍事力報告』で、現段階では中国軍は後方補給能力や上陸の船艇が不足しているが、2020年までに「全面的な(台湾への)侵攻能力の完成を目指している」と分析した。

 台湾の分析を待つまでもなく、最近の米国防当局の懸念は急激に増している。

「民心を買おうとは思っていない」

 米国防総省の国防情報局は今年1月に入り、中国軍の能力などを分析した報告書『中国の軍事力』を発表した。

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執筆者プロフィール
野口東秀 中国問題を研究する一般社団法人「新外交フォーラム」代表理事。初の外国人留学生の卒業者として中国人民大学国際政治学部卒業。天安門事件で産経新聞臨時支局の助手兼通訳を務めた後、同社に入社。盛岡支局、社会部を経て外信部。その間、ワシントン出向。北京で総局復活後、中国総局特派員(2004~2010年)として北京に勤務。外信部デスクを経て2012年9月退社。2014年7月「新外交フォーラム」設立し、現職。専門は現代中国。安全保障分野での法案作成にも関与し、「国家安全保障土地規制法案」「集団的自衛権見解」「領域警備法案」「国家安全保障基本法案」「集団安全保障見解」「海上保安庁法改正案」を主導して作成。拓殖大学客員教授、国家基本問題研究所客員研究員なども務める。著書に『中国 真の権力エリート 軍、諜報、治安機関』(新潮社)など。
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