イスラエル「新規ガス田開発」に横たわる「パレスチナ和平」問題

執筆者:岩瀬昇 2019年2月14日
エリア: 北米 中東
パレスチナのガザ地区。紛争が解決する日は来るのか

 

 本欄に『世界のエネルギー絵図を変えるか「レバント」ガス資源』(2018年1月17日)をアップしてから約1年が経った。

 世界でも数少ない未探鉱地域、探鉱作業がほとんど行われていなかった地中海東部の「レバント」と呼ばれる地域が、エジプト沖で大ガス田が発見されたことにより脚光を浴び始めたことを紹介したものだ。

 この小稿の中で筆者は、「今後の展開の重要な鍵を握るのはイスラエルとパレスチナの和平の行方ではないか、と考えている。イスラエル沖合の巨大ガス田『リバイアサン』の開発は、国内需要以上の供給余力があるため輸出を前提に置かざるを得ず、いつ、どのようなスピードで進むのかも和平の動向次第ではなかろうか」と書いた。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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