
2月27日夜の「ワーキング・ディナー」が転機となったか (C)AFP=時事
ベトナムのハノイで2月27、28日の両日行われた、ドナルド・トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の第2回米朝首脳会談は何の合意文も発表できず、事実上決裂するという予想外の結果となった。
通常、首脳会談というのは事前に準備を重ね、最後に会談でそれを追認するという形を取るので、内容の評価はともかく、ほぼ「成功」が約束されているものだ。だが米朝首脳会談は、北朝鮮がいうところの「新しい方式」というトップダウン方式で行われた。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン