会談決裂「トランプvs.金正恩」(上)「全会話」と「全内幕」

執筆者:平井久志 2019年3月7日
エリア: 北米 朝鮮半島
2月27日夜の「ワーキング・ディナー」が転機となったか (C)AFP=時事

 

 ベトナムのハノイで2月27、28日の両日行われた、ドナルド・トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の第2回米朝首脳会談は何の合意文も発表できず、事実上決裂するという予想外の結果となった。

 通常、首脳会談というのは事前に準備を重ね、最後に会談でそれを追認するという形を取るので、内容の評価はともかく、ほぼ「成功」が約束されているものだ。だが米朝首脳会談は、北朝鮮がいうところの「新しい方式」というトップダウン方式で行われた。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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