再選に向け「激戦州」に焦点を当て始めたトランプ大統領

執筆者:足立正彦 2019年5月31日
エリア: 北米
ツイッターでも激しい「バイデン叩き」を繰り返しているが……(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 ドナルド・トランプ大統領が改元後初の国賓として日本を訪問する直前の5月21日、ある連邦下院議員補欠選挙が行われた。それは、ペンシルベニア州第12区選出の連邦下院議員補欠選挙である。

 同選挙区では、2018年11月に実施された中間選挙で共和党現職のトム・マリーノ下院議員が5選を果たしていたが、第116議会(2019年1月3日~2021年1月3日)が召集された直後の1月下旬、マリーノ議員が民間セクターへの転身を表明して議員辞職した結果、補欠選挙が実施されることになった。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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