共和党は「アラバマの悪夢」を回避できるか

執筆者:足立正彦 2019年6月5日
エリア: 北米
ムーア氏の「悪夢」を止められるか(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 2020年11月には大統領選挙とともに連邦議員選挙も同時に実施され、連邦上院議員については定数100名の約3分の1が改選期を迎えることになる。このうち、与党・共和党が最も議席奪還の可能性が高いと見られているのが、深南部のアラバマ州選出上院議員選挙である。

 2021年1月に召集される第117議会(〜2023年1月)でも、共和党が第116議会(2019年1月〜2021年1月)に引き続き多数党の立場を維持するためにも絶対に議席を奪還しなければならない選挙区が、アラバマ州なのである。

カテゴリ: 政治
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top