「ヤフーvs.アスクル」取締役再任反対でどうなる「8・2株主総会」

執筆者:磯山友幸 2019年7月31日
タグ: 日本
エリア: アジア
取締役から外れることが確定的になってしまったアスクルの岩田彰一郎社長。株主総会を控え、何を思うのか (筆者提供)

 

 親会社である東証1部上場の「ヤフー」と、経営権を巡って争ってきた東証1部上場の「アスクル」が8月2日に株主総会を開く。発行済み株式の約45%を保有するヤフーは岩田彰一郎社長らの取締役再任に反対する議決権行使をしたと7月24日に発表、約11%の議決権を持つ文具大手「プラス」も同社と共同歩調を取ったと公表した。6割近い議決権の行使によって10人の取締役候補のうち、岩田社長と3人の独立社外取締役は取締役から外れることが確定的になった。今後、アスクルはどこへ向かうことになるのか。総会を前に岩田社長に聞いた。

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執筆者プロフィール
磯山友幸(いそやまともゆき) 1962年生れ。早稲田大学政治経済学部卒。87年日本経済新聞社に入社し、大阪証券部、東京証券部、「日経ビジネス」などで記者。その後、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、東京証券部次長、「日経ビジネス」副編集長、編集委員などを務める。現在はフリーの経済ジャーナリスト活動とともに、千葉商科大学教授も務める。著書に『2022年、「働き方」はこうなる』 (PHPビジネス新書)、『国際会計基準戦争 完結編』、『ブランド王国スイスの秘密』(以上、日経BP社)、共著に『株主の反乱』(日本経済新聞社)、『破天荒弁護士クボリ伝』(日経BP社)、編著書に『ビジネス弁護士大全』(日経BP社)、『「理」と「情」の狭間――大塚家具から考えるコーポレートガバナンス』(日経BP社)などがある。
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