「独仏」ホルムズ海峡「有志連合」拒否で試される「日本の胆力」

執筆者:熊谷徹 2019年8月13日
「米国主導のホルムズ海峡での警護には参加しない」と断言したハイコ・マース独外相 
(C)EPA=時事

 

 世界経済の大動脈・ホルムズ海峡で、タンカーの安全を確保するために米国が計画中の「有志連合」が迷走している。

 その台風の目は、ドイツだ。同国のハイコ・マース外務大臣は7月31日に、「我が国は、米国主導のホルムズ海峡での警護活動には参加しない」と断言し、「有志連合」参加を求めるトランプ米政権の要請を拒否した。マース氏はその理由を次のように説明した。

「我々は、イランに対する圧力を最大限まで高めるという米国の戦略は誤っていると考えている。事態を軍事的にエスカレートさせることには反対だ。引き続き外交交渉によって危機を解決するべきだと信じている」

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
熊谷徹 1959(昭和34)年東京都生まれ。ドイツ在住ジャーナリスト。早稲田大学政経学部卒業後、NHKに入局。ワシントン特派員を経て1990年、フリーに。以来ドイツから欧州の政治、経済、安全保障問題を中心に取材を行う。『5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人』(SB新書)、『イスラエルがすごい マネーを呼ぶイノベーション大国』(新潮新書)、『ドイツ人はなぜ年290万円でも生活が「豊か」なのか』(青春出版社)など著書多数。
クローズアップ
キャリア決済のお申し込み
フォーサイトのお申し込み
クローズアップ
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top