饗宴外交の舞台裏
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「G7直前」マクロン主催「ワーキングディナー」がもたらした「仏露接近」
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G7直前に行われた仏露首脳会談。マクロン仏大統領(右)と握手するロシアのプーチン大統領 (C)AFP=時事
仏南西部ビアリッツでの主要国首脳会議(G7サミット)の5日前、エマニュエル・マクロン仏大統領はロシアのウラジーミル・プーチン大統領を南仏の大統領保養地に招き会談した。外交的思惑を秘めた仏大統領の仕掛けだった。
南仏プロバンス地方にある大統領専用保養地ブレガンソン島。地中海にある周囲500メートルほどの小島で、中世には城砦が築かれていた。1968年に大統領保養地となり、現在は駐車場とヘリポートを兼ねた堤防で陸続きとなっている。外界から孤立して目につきにくく、警備も容易なことなどから、歴代大統領は好んでここで休暇をとってきた。
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