天職をみつけた「紛争地の看護師」が挑む究極の「対症療法」 

『紛争地の看護師』白川優子氏インタビュー

シリアでは連日銃弾や空爆の被害者の治療に当たっていた白川氏(右) (C)MSF

 

 「国境なき医師団(MSF)」の看護師としてシリア、イエメン、イラクなど内戦による人道危機の現場に何度も足を踏み入れた白川優子氏(45)。自身の半生と戦地での経験をつづった『紛争地の看護師』(小学館)は大きな話題を呼び、発刊から1年を経てロングセラーとなっている。

 どこにでもいる普通の高校生だった彼女が、なぜ幾度も危険な紛争地に向かう人生を選んだのか。混迷する中東情勢への思いや、看護師を「天職」と言い切る職業観、そして若者たちへのメッセージを語ってもらった。

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