サウジ世界最大石油施設「ドローン攻撃」で油価急騰は長期化なのか

執筆者:岩瀬昇 2019年9月17日
エリア: 北米 中東
ドローン攻撃を受けたサウジ東部アブカイクの石油施設から上がる黒煙(ビデオ映像より)(C)AFP=時事
 

 9月14日(土)未明、サウジアラビア(以下、サウジ)東部の大油田地帯にある原油処理施設および近隣の油田がドローンによる攻撃を受けて大火災となり、サウジの生産能力の半分以上に相当する570万BD(バレル/日)の生産が中断した、と報じられている。

 原油処理施設とは、地下から生産された原油から天然ガスや水分、あるいは不純物などを取り除き、商品としての原油を抽出するもので、炎上したと報じられるアブカイクの施設は世界最大だ。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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