ブレグジット「10月31日」離脱期限目前「EU首脳会議」で合意はあるか

14日に開会した議会で慣例によって政府の施政方針(すなわち期限通りのブレグジット)をエリザベス女王が読み上げたが……(C)AFP=時事
 

 いよいよ10月31日に期日を迎える英国のEU(欧州連合)離脱「ブレグジット」だが、この段階でもいまだ混迷を極めている。

 10月2日、ボリス・ジョンソン首相は「合意なき離脱」を回避するための新たな提案を行った。9月初旬に、野党の反論批判を封じ込める狙いで離脱期日直前の10月14日まで議会を閉鎖する措置を取っていた。が、最高裁判所が9月24日、この措置を違法と判断。翌25日に再開した下院で首相は、「(議会は)離脱を見守るか、(政権の)不信任動議を出して国民の審判を仰げ」と迫った。しかし議会はすでに、ジョンソン首相による総選挙動議を9月4日と10日の2度にわたって否決している。

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執筆者プロフィール
渡邊啓貴 帝京大学法学部教授。東京外国語大学名誉教授。1954年生れ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程・パリ第一大学大学院博士課程修了、パリ高等研究大学院・リヨン高等師範大学校・ボルドー政治学院客員教授、シグール研究センター(ジョージ・ワシントン大学)客員教授、外交専門誌『外交』・仏語誌『Cahiers du Japon』編集委員長、在仏日本大使館広報文化担当公使(2008-10)を経て現在に至る。著書に『ミッテラン時代のフランス』(芦書房)、『フランス現代史』(中公新書)、『ポスト帝国』(駿河台出版社)、『米欧同盟の協調と対立』『ヨーロッパ国際関係史』(ともに有斐閣)『シャルル・ドゴ-ル』(慶應義塾大学出版会)『フランス文化外交戦略に学ぶ』(大修館書店)『現代フランス 「栄光の時代」の終焉 欧州への活路』(岩波書店)など。最新刊に『アメリカとヨーロッパ-揺れる同盟の80年』(中公新書)がある。
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