
金剛山観光地区を現地指導した金正恩党委員長(『労働新聞』HPより)
それでは、米国務省が実務協議後に明らかにした、ストックホルムに持って行った「創造的なアイデア」や「新たな計画」とはどういうものだったのだろうか。
「創造的なアイデア」とは何だったのか
今年2月末のハノイの首脳会談では、北朝鮮側は寧辺の核施設の廃棄と国連制裁5本の解除を提案した。国連で2016~17年に採択された北朝鮮への制裁決議は12本あり、北朝鮮はそのうちの2017年の5本だけの解除を要求する部分解除としたが、実質的には北朝鮮の貿易面での制裁を全面的に解除することを要求するものであった。

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