このまま「中東派遣」で自衛隊は大丈夫か

執筆者:林吉永 2019年11月12日
2013年8月、ジブチの自衛隊拠点を訪れた安倍首相。その目で隊員たちの負担を見ているはずだが……(C)時事

 

 去る10月18日、NSC(国家安全保障会議)は、「中東情勢の悪化」が日本船舶の航行の安全を脅かすとして、海上自衛隊(以下「海自」)の部隊を「調査・情報収集」目的で中東海域に派遣する検討に入った。根拠は、防衛省の所掌事務などを定めた法律「防衛省設置法」の第4条第18号「所掌事務の遂行に必要な調査及び研究を行うこと」であって、同規定に地理的制限はない。

カテゴリ: 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
林吉永 はやし・よしなが NPO国際地政学研究所理事、軍事史学者。1942年神奈川県生れ。65年防衛大卒、米国空軍大学留学、航空幕僚監部総務課長などを経て、航空自衛隊北部航空警戒管制団司令、第7航空団司令、幹部候補生学校長を歴任、退官後2007年まで防衛研究所戦史部長。日本戦略研究フォーラム常務理事を経て、2011年9月国際地政学研究所を発起設立。政府調査業務の執筆編集、シンポジウムの企画運営、海外研究所との協同セミナーの企画運営などを行っている。
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