【ワシントン発】 マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長が11月24日、民主党大統領候補指名獲得争いへの出馬を正式に表明した。
マサチューセッツ州のデバル・パトリック前知事も最近出馬を表明したが、全米各州に先駆けて民主党大統領候補指名獲得争いの「幕開け」となる2020年2月3日のアイオワ州党員集会までわずか2カ月あまりである。
そうした時点での、穏健中道派の2人の出馬表明の背景には、穏健中道派のジョー・バイデン前副大統領が支持率を低下させており、エリザベス・ウォレン上院議員(マサチューセッツ州選出)やバーニー・サンダース上院議員(無所属、バーモント州選出)といった、リベラル派の候補者が指名を獲得しかねないとの懸念があると考えられる。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン