岩瀬昇のエネルギー通信 (203)

2020年加速するシェール業界「M&A統合」

執筆者:岩瀬昇 2020年1月3日
エリア: 中東 北米
テキサス州「パーミアン陸盆」のシェールガス掘削設備(C)AFP=時事
 

『フィナンシャル・タイムズ』(FT)の在ニューヨーク、エネルギー担当記者のグレゴリー・メイヤーが興味深い記事を書いている。

「オピニオン」の区分となっているが、記事を読む限り、十分な取材に基づく立派な現況解説記事だ。

 読者の皆さんもご記憶にあると思うが、筆者は本欄『2020年「石油業界」どうなる「5つの注目点」』(2019年12月20日)の中で、『FT』エネルギー部門編集長デービッド・シェパードが、「5つの注目点」の1つである「米シェール」について、

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執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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