インド・カシミール「ネット遮断」が物語る「デジタル・パールハーバー」の恐怖

執筆者:山田敏弘 2020年1月20日
タグ: インド
エリア: アジア
ネット遮断に抗議するカシミールのジャーナリスト(C)EPA=時事
 

 インドでイスラム教徒を中心とした反政府デモが繰り広げられている。

 その発端は2019年12月11日、インド政府が「市民権改正法」(CAA)と呼ばれる新しい法律を成立させたこと。このCAAは、インドの隣国であるパキスタンやアフガニスタン、バングラデシュの3カ国から2014年12月31日までに入国した移民を対象に、市民権の取得手続きを迅速化しようというものだ。

 問題なのは、CAAがイスラム教徒を対象外にしていること。これに、インド国内のイスラム教徒が憤り、各地で怒りの声を上げたのである。

カテゴリ: 政治 IT・メディア
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執筆者プロフィール
山田敏弘 国際ジャーナリスト、ノンフィクション作家。講談社、ロイター通信社、ニューズウィークなどを経て、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のフルブライト研究員として国際情勢やサイバー安全保障の研究・取材活動に従事。帰国後の2016年からフリーとして、国際情勢全般、サイバー安全保障、テロリズム、米政治・外交・カルチャーなどについて取材し、連載など多数。テレビやラジオでも解説を行う。訳書に『黒いワールドカップ』(講談社)など、著書に『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)、『ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する』(文芸春秋)、『CIAスパイ養成官 キヨ・ヤマダの対日工作』(新潮社)。近著に、『サイバー戦争の今』(KKベストセラーズ)、『世界のスパイから喰いモノにされる日本』(講談社)。
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