岩瀬昇のエネルギー通信
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「新型肺炎」で石油需要「大幅減」油価「下押し」か
1月3日に本欄にアップされた「2020年の原油価格予測」の拙稿を、筆者は次のように締め括った。
〈結論を言えば、おそらく2020年は需要増の減速が供給増の減速を上回り、基調として供給過剰が続き、「WTI価格50~65ドル」を「ニューノーマル」とし、「上値は重く、さらなる下押しリスクが高い展開」となるのではなかろうか〉(『2020年原油価格:新しい秩序で「ニューノーマル」の時代に』)
ところが、2020年は激動の幕開けをした。

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