「アラビア石油」興亡の歴史の「誤解」を解く

執筆者:岩瀬昇 2020年2月19日
エリア: アジア 中東
ようやく動き出した「カフジ油田」(「シェブロン」HPより)
 

 期待・希望を込めて本欄に『アラビア太郎「日の丸油田」に復活の兆し!』(2018年9月14日)を書いてから、早いもので1年5カ月が経過した。

 ようやく、昨年末に両国が合意し(『ロイター』2019年12月25日「サウジとクウェート、中立地帯での原油生産再開で合意」)、サウジアラビア(以下、サウジ)とクウェートの中立地帯沖合にあるカフジ油田も「試験生産を開始する」ことになった(『ロイター』2020年2月17日1:12am、「Kuwait, Saudi Arabia start to trial oil pumping from divided zone: Kuwait minister」)。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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