灼熱 評伝「藤原あき」の生涯

灼熱――評伝「藤原あき」の生涯(92)

執筆者:佐野美和 2020年3月15日
カテゴリ: 社会
エリア: アジア
撮影年不詳ながら、義江との離婚、独り立ちを決意した頃のあき(自伝『ひとり生きる』(ダヴィッド社、1956年より)

 月曜日の夜7時半。7時のニュースのあとに『私の秘密』が始まる。

 この頃からの最新技術で、舞台を写す画面の途中に、ホールの観客の画が時折差し込まれる。和服の年輩婦人が圧倒的に多い。

 大きく開いた口からは金属の不恰好な歯が飛びだし、浅黒い肌の頰には笑うとさらに深くなるシワがきざまれている。

 実に幸せな笑顔であるが、出演者の藤原あきと比べるとその肌の質感は歴然としていた。あきは還暦を過ぎていて、観客の婦人たちもわざわざホールにやって来るくらいであるから、あきとそう年齢は離れていないであろう。やはりあきは驚異的に若い。

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執筆者プロフィール
佐野美和 政治キャスター。東京都八王子市出身。株式会社チェリーブロッサムインターナショナル代表取締役。大学在学中、フジテレビの深夜番組として知られる『オールナイトフジ』のレギュラーメンバー「オールナイターズ」の一員として活躍した。1992年度ミス日本に選ばれる。TBSラジオのパーソナリティ、TBSラジオショッピングの放送作家を経て、1995年から2001年まで八王子市議会議員として活動。以後はタレントとしてテレビ出演のほか、講演会も精力的に行う。政治キャスターとしてこれまで600人以上の国会議員にインタビューしている。主な書籍に『アタシ出るんです!』(KSS出版)、『あきれたふざけた地方議員にダマされない!』(牧野出版)などがある。
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