【火】デクエヤル「軌跡」、「博士の部屋」、
   サウジの苦衷、原油価格戦争の恐怖、
   新型コロナと政治、民主主義の機能不全

執筆者:フォーサイト編集部 2020年3月31日
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昨日午後、以下の4本の記事をアップロードしました。

「分断」の中南米に内省を迫る「故・デクエヤル元国連事務総長」の軌跡(中南米の部屋・遅野井茂雄さん):3月4日に100歳で亡くなったペルーのデクエヤル元国連事務総長。民主制度や協調性を重んじた彼の軌跡は、ベネズエラ危機やアルゼンチンの大規模デモに揺れる中南米に「内省」を迫ります。

 

韓国「性詐取事件」を生んだ魔のチャットルーム「博士の部屋」(山本美織さん):韓国に激震が走ったこの事件では、数十万人が秘密のチャットルームで性暴力動画を共有していたと言います。最も悪質と言われているのが、「博士の部屋」というチャットルーム。一体、何が行われていたのか。

 

仕掛けた「価格戦争」で低油価・増産でも実は売れない「サウジ」の苦衷(エネルギーの部屋・岩瀬昇さん):協調減産に応じないロシアに腹を立てて始めたサウジの「価格戦争」。威勢よく啖呵をきったおかげで油価は暴落し、増産体制も整えたものの、実は需要そのものが激減していて買い取り手がいない、という悲劇に見舞われているようです。さてどうする皇太子。

 

「価格戦争」「需要激減」続けば「備蓄満杯」「先物暴落」恐怖のシナリオ(エネルギーの部屋・岩瀬昇さん):振り上げたこぶしの落としどころが分からないまま、価格だけは暴落したまま。そして需要は新型コロナ禍も相まってどんどん減少。買い手も備蓄しておくタンク・タンカーが底をつき、さてどうなるかと先行きを見ればさらなる下げ見通しで――。

 

17時には、『トランプ「今日のつぶやき」解説付!』(藤原朝子さん)も更新しています。いまやトランプ大統領にとって毎日の「コロナ・タスクフォース」の会見は、限れた「アピールの場」です。ツイッターでは高視聴率に大喜び。選挙活動に利用しようという魂胆が見え見えです……。

 

そして今朝の更新記事は、次の2本です。

「新型コロナ」が大きく変えた「安倍後継」と「解散」(深層レポート 日本の政治):「新型コロナ」は、憲政史上最長政権にも大きなダメージを与えつつあります。後継者はどうなるのか、解散は、選挙手法は――日本の政治が大きく変わってしまうのかもしれません。

 

「新型コロナ禍」が見せつけた「民主主義」の機能不全(杉田弘毅さん):自由、民主主義、グローバリズム――今まで当たり前だったはずのこうした価値観が、新型コロナによって次々と突き崩されています。「コロナ後」の世界はいったいどのようになっていくのか、考えます。

 

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