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撮影年不詳ながら、義江との離婚、独り立ちを決意した頃のあき(自伝『ひとり生きる』=ダヴィッド社、1956年=より)
実業家時代はほとんどの問題が金で解決できてきた藤山愛一郎にとって、政治の世界というのは金で解決ができないどころか、金だけ取られて何も残らないという状況にあった。
「女房と別れて次の妻は君だから」といわんばかりの「次の総裁は君だから」という岸信介総理の話にまんまとのせられ、結果総裁選に敗れたことが、逆に藤山を「金で解決できないことがある」と熱くさせ、国を動かすという信念とともに政治にのめり込んでいった。
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