【特別連載】米大統領選「突撃潜入」現地レポート (10)

「自動小銃まで!」ミシガン州「外出禁止反対デモ」強行したトランプ支持者

執筆者:横田増生 2020年4月20日
カテゴリ: 政治
エリア: 北米
デモには自動小銃を持ったグループも参加していた(C)AFP=時事
 

 ミシガン州の州都ランシングの議事堂周辺で、大規模なデモが起こっていると知って、車を走らせやってきたのは、4月15日の午後1時すぎ。

 すでに議事堂周辺は車やトラック、バイクで埋め尽くされており、いったん入り込むといつ出られるのかわからない。私は周囲の住宅地に車を停め、歩いて議事堂に向かった。

 フェイスブックに載っていた「交通渋滞作戦(Operation Gridlock)」と名付けられたデモの要綱では、人込みを避ける(Social Distancing)ため、各自が車に乗ったままデモを行うよう呼びかけていた。

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執筆者プロフィール
横田増生(よこたますお) ジャーナリスト。1965年、福岡県生まれ。関西学院大学を卒業後、予備校講師を経て米アイオワ大学ジャーナリズムスクールで修士号を取得。1993年に帰国後、物流業界紙『輸送経済』の記者、編集長を務め、1999年よりフリーランスに。2017年、『週刊文春』に連載された「ユニクロ潜入一年」で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞(後に単行本化)。著書に『アメリカ「対日感情」紀行』(情報センター出版局)、『ユニクロ帝国の光と影』(文藝春秋)、『仁義なき宅配: ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン』(小学館)、『ユニクロ潜入一年』(文藝春秋)、『潜入ルポ amazon帝国』(小学館)、『「トランプ信者」潜入一年』(小学館)など多数。
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