「新型コロナ」禍中に「中国海軍」太平洋攻勢のインパクト

執筆者:林吉永 2020年4月22日
エリア: アジア 北米
4月11日、中国の空母「遼寧」は、沖縄本島と宮古島の間を通過した[防衛省提供](C)時事

 

 米海軍空母「セオドア・ルーズベルト」に次いで、仏海軍空母「シャルル・ドゴール」でも「新型コロナウイルス」感染が発生した。

 居住スペースが狭隘な海軍艦艇内では、いったんウイルスに侵入されたら爆発的感染が危惧される。海軍に限らず、多数隊員が営内居住し、集団行動する陸・空軍での感染発生も同様であって、「戦力低下」は免れ得ない。

 新型コロナ感染が軍に及んでいるのは中国も例外ではない。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
林吉永(はやしよしなが) はやし・よしなが NPO国際地政学研究所理事、軍事史学者。1942年神奈川県生れ。65年防衛大卒、米国空軍大学留学、航空幕僚監部総務課長などを経て、航空自衛隊北部航空警戒管制団司令、第7航空団司令、幹部候補生学校長を歴任、退官後2007年まで防衛研究所戦史部長。日本戦略研究フォーラム常務理事を経て、2011年9月国際地政学研究所を発起設立。政府調査業務の執筆編集、シンポジウムの企画運営、海外研究所との協同セミナーの企画運営などを行っている。
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