新・マネーの魔術史:未来篇
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「コロナ期」と「コロナ後」の経済運営
「コロナ期」には、巨額の財政支出を行って、民間経済を支える必要がある。
それによって増大する財政赤字を、「コロナ後」に処理する必要がある。
コロナ財政は戦時財政と似た面があるが、マクロ経済環境が異なるので、「コロナ後」にインフレが生じる可能性は低いだろう。
いま必要なのは「繋ぎ」
現在の経済の基本的状況は、経済活動のかなりを半強制的に止めたということだ。しかし、その間、生活は続けなければならない。これを両立させるためには、家計と企業が支払い手段(マネー)を持ち続けることが必要だ。
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