90年前「世界大恐慌」から学べる「教訓」

執筆者:磯山友幸 2020年4月30日
タグ: 新型コロナ
エリア: アジア
新型コロナは経済的にも未曽有の危機をもたらしている(写真はイメージです)

 

 米ニューヨーク商業取引所で4月20日、原油先物価格が史上初めてマイナスとなった。米国原油の指標であるウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が、1バレル当たりマイナス37.63ドルで取り引きを終えたのだ。簡単に言えば、原油を買うとお金をもらえるというわけである。

 新型コロナウイルス感染症の蔓延で、世界の原油消費が一気に冷え込む中で、貯蔵施設が5月に満杯になる恐れがあるとの見方が広がった。先の「マイナス価格」は、生産者が買い手に代金を払ってでも引き取ってもらいたいという状態になっていることを意味している。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
磯山友幸 1962年生れ。早稲田大学政治経済学部卒。87年日本経済新聞社に入社し、大阪証券部、東京証券部、「日経ビジネス」などで記者。その後、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、東京証券部次長、「日経ビジネス」副編集長、編集委員などを務める。現在はフリーの経済ジャーナリスト活動とともに、千葉商科大学教授も務める。著書に『2022年、「働き方」はこうなる』 (PHPビジネス新書)、『国際会計基準戦争 完結編』、『ブランド王国スイスの秘密』(以上、日経BP社)、共著に『株主の反乱』(日本経済新聞社)、『破天荒弁護士クボリ伝』(日経BP社)、編著書に『ビジネス弁護士大全』(日経BP社)、『「理」と「情」の狭間――大塚家具から考えるコーポレートガバナンス』(日経BP社)などがある。
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