【特別連載】米大統領選「突撃潜入」現地レポート (12)

「自宅待機命令反対デモ」を操る「謎の男」(シカゴ・セントポール)

執筆者:横田増生 2020年5月10日
エリア: 北米
トランプ支持の旗を掲げ州議事堂前を走るデモ隊の車(ミネソタ州セントポール、筆者撮影、以下同)
 

 泊まっていたシカゴのダウンタウンのホテルを午前11時過ぎに出発した。

 天気は快晴。気温も20℃近く、初夏を感じさせる暖かさ。

 10分ほど歩くと、騒々しい車のクラクションが聞こえてきた。

 ほとんどの店舗は扉を閉め、人の姿も車も見当たらない。

 大都市シカゴがゴーストタウンとなっている中、車のクラクションだけが、がらんどうの通りに鳴り響いていた。

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執筆者プロフィール
横田増生(よこたますお) ジャーナリスト。1965年、福岡県生まれ。関西学院大学を卒業後、予備校講師を経て米アイオワ大学ジャーナリズムスクールで修士号を取得。1993年に帰国後、物流業界紙『輸送経済』の記者、編集長を務め、1999年よりフリーランスに。2017年、『週刊文春』に連載された「ユニクロ潜入一年」で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞(後に単行本化)。著書に『アメリカ「対日感情」紀行』(情報センター出版局)、『ユニクロ帝国の光と影』(文藝春秋)、『仁義なき宅配: ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン』(小学館)、『ユニクロ潜入一年』(文藝春秋)、『潜入ルポ amazon帝国』(小学館)、『「トランプ信者」潜入一年』(小学館)など多数。
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