「コロナ期」を通じて、日本銀行は国債を無制限に購入して金利の上昇を抑える姿勢を明らかにしている。
「コロナ後」には金利が上昇する可能性が高いので、購入した国債の市場価値は下落する。また、「コロナ期」に購入したリスク資産の価値が下がる。
この結果、日銀は債務超過に陥る可能性がある。
通貨発行権を持つ日銀は、民間企業とは異なり、債務超過に陥っても破綻することはない。しかし、当座預金にプラスの付利を行う必要が生じ、日銀の収支を大きく悪化させる危険がある。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン