「小さな希望」と「大きな不安」の狭間で揺れる石油市場

様々なデータはアナリストによって分析評価が異なるだけに先が「読み」づらい(米「EIA」HP
 

 現在の石油市場を、一言で表現するとどうなるか?

 難しい。

 敢えて言えば

「やっと下を見ずに、上を見て歩けるようになった」

 か?

 いや、

「小さな希望、大きな不安」

 の方が相応しいか?

 やはり、難しい。

 5月23日朝、『フィナンシャル・タイムズ』(FT)の米国エネルギー部門編集長デレック・ブロウワーが書いた2本の記事を読みながら、そんなことを考えていた。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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