「経済制裁」「新型コロナ」二重苦で再始動する金正恩「瀬戸際作戦」(下)

執筆者:平井久志 2020年6月5日
エリア: アジア
党中央軍事委員会拡大会議で、モニターを使って説明する金正恩党委員長(『労働新聞』より)

 

 今回の「朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議」で報じられた写真の中で、興味深いものがあった。金正恩(キム・ジョンウン)党委員長がテレビモニターを指しながら何かの説明をしているというものだ(冒頭写真)。

 しかし公表された写真では、モニターの画面がモザイク処理されていた。おそらく、何らかの軍事機密が画面上にあったのではないかと思われる。

金党委員長の新たな挑発は何か

 金党委員長は昨年4月の「最高人民会議」で、

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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