岩瀬昇のエネルギー通信 (287)

半年で「36兆円の減損処理」加速する米シェール業界「統廃合」

世界では第2波というよりまだ第1波が収束していないのではないか(「WHO」HPグラフより)
 

 世論調査によると劣勢に立たされているドナルド・トランプ大統領は、挽回を期して6月20日(土)、オクラホマ州タルサで3カ月ぶりに大規模集会を開いた。

 だが、「100万人近くの参加申し込み」があったと豪語していたが、入りきれない人たちのために用意した屋外会場は不要で、1万9000人収容の「バンク・オブ・オクラホマ・センター」の会場も、上層席はほぼ空席だった。「如何なる病気に罹患しようともトランプ選挙対策委員会は免責とする」という誓約書に署名して会場に入ったトランプ支持者たちは、マスクもせずに大統領の演説に耳を傾けていたが、当のトランプ大統領はどう感じていたのだろうか。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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