
撮影年不詳ながら、義江との離婚、独り立ちを決意した頃のあき(自伝『ひとり生きる』=ダヴィッド社、1956年=より)
「藤山オンリーの生活よ」
今の議員生活を聞かれるとあきは必ずこう答える。
「私の選挙のスローガンは清く正しく美しくでしたけれど、これを総理として実行できるのはこの永田町に藤山しかいないのよ。トップとして藤山に血の通った政治をやらせたいわ。政治は綺麗な雑巾でね」
選挙中から言ってきたことであるが、議員となり政治というものに内側から接していると、その気持ちはより一層強いものとなる。

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