この惨状で「年間8兆円」配当するという「サウジアラムコ」の役割

執筆者:岩瀬昇 2020年8月12日
エリア: 中東
IPO当時(2019年12月)は世界最大の企業価値と話題になったが(C)時事
 

「大幅減収にも拘らず『サウジアラムコ』は約束した配当支払に固執」というタイトルの『フィナンシャル・タイムズ』(FT)記事を読んで、筆者は首を傾げている。

 当該記事の内容を確認するため、「サウジアラムコ」(アラムコ)のホームページに掲載されているプレスリリース「Aramco announces second quarter and half-year 2020 results」を読んでみたが、傾げた首は元に戻らず、さらに困惑している。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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