「郵便投票」是非で対立深めるトランプ大統領と「議会民主党指導部」

執筆者:足立正彦 2020年8月20日
エリア: 北米
トランプ大統領の露骨な「郵便投票」妨害に猛烈に抗議するペロシ下院議長(C)AFP=時事
 

 米国内の新型コロナウイルスの感染状況に関する米ジョンズ・ホプキンズ大学の最新集計では、米国の感染者数は548万人以上に達し、死者数も17万人を上回り、いずれも世界最多となっている。

 従来まではフロリダ州、テキサス州、アリゾナ州、カリフォルニア州といった南東部から南部、南西部、西部にかけて広がる「サンベルト」と呼ばれる地域が米国内の新型コロナ感染拡大の「震源地」であったが、最近はオハイオ州をはじめとする中西部諸州に「震源地」が移行しつつあるとの懸念を感染症専門家らが指摘し始めている。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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