新型コロナで「受診減」でも「医療費増大」見直し迫られる「高齢者医療」

執筆者:磯山友幸 2020年9月2日
カテゴリ: 経済・ビジネス
エリア: アジア
新型コロナで赤字経営を余儀なくされている医療機関も多いが、これまで国の財政を圧迫してきた医療費が減少するのかといえば、そうでもないようです(写真はイメージです)

 

 新型コロナの蔓延で病院へ診療に訪れる一般の患者数が減り、病院経営が苦境に立たされている。「日本病院会」「全日本病院協会」「日本医療法人協会」の病院3団体(加盟病院4496)が8月6日にまとめた調査では、回答した1459病院のうち6割以上が赤字になった。

統計数字ではまったく違う姿

 調査は、「新型コロナウイルス感染拡大による病院経営状況の調査(2020年度第1四半期)結果報告」。赤字になった病院は4月が69.4%(前年2019年4月は47.1%)、5月が62.8%(同34.8%)、6月が67.7%(同55.5%)と、3カ月連続で経営が大幅に悪化していることが分かった。

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執筆者プロフィール
磯山友幸 1962年生れ。早稲田大学政治経済学部卒。87年日本経済新聞社に入社し、大阪証券部、東京証券部、「日経ビジネス」などで記者。その後、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、東京証券部次長、「日経ビジネス」副編集長、編集委員などを務める。現在はフリーの経済ジャーナリスト。著書に『2022年、「働き方」はこうなる』 (PHPビジネス新書)、『国際会計基準戦争 完結編』、『ブランド王国スイスの秘密』(以上、日経BP社)、共著に『株主の反乱』(日本経済新聞社)、『破天荒弁護士クボリ伝』(日経BP社)、編著書に『ビジネス弁護士大全』(日経BP社)、『「理」と「情」の狭間――大塚家具から考えるコーポレートガバナンス』(日経BP社)などがある。
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