
丁寧な説明をしなければ真の狙いは伝わらない(C)時事
地方銀行業界が揺れている。菅義偉・新首相が「地方銀行は数が多過ぎるのではないか」と発言したことで、“再編の嵐”が吹き荒れるとの懸念が高まっているためだ。
確かに地銀の経営は厳しい。連結純利益は2020年3月期で4期連続の減益となっており、本業の預金を集めて融資を行うことで得らえる業務純益に至っては、4割の地銀が赤字に陥っている。しかしその要因は、日本銀行による超低金利の金融緩和政策に起因している。

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