「盟主ロシア」の失墜で中国・トルコが進出する旧ソ連圏「新地政学」

執筆者:名越健郎 2020年10月23日
エリア: 中東 ヨーロッパ
クレムリンに引きこもっているうちに、ロシアの勢力圏は中国・トルコに押されて退潮傾向 (C)AFP=時事

 

 今夏以降、旧ソ連地域でロシアの勢力圏を脅かす展開が相次いでいる。

 ベラルーシではウラジーミル・プーチン政権が肩入れするアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が退陣の危機に瀕し、南カフカスでは、ナゴルノ・カラバフ自治州をめぐるアルメニア、アゼルバイジャンの武力衝突が続く。中央アジアのキルギスでは、親露派の大統領が反政府デモで失脚した。

 プーチン政権に近いコンスタンチン・ザトゥーリン下院CIS(独立国家共同体)委員会委員長は、

カテゴリ: 政治 軍事・防衛 社会
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執筆者プロフィール
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)、『北方領土はなぜ還ってこないのか』(海竜社)など。
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