香港「三権分立」なかったことにする習近平式「三権合作」

執筆者:野嶋剛 2020年11月19日
タグ: 香港 習近平 中国
エリア: アジア
いまや香港の「一国二制度」は風前の灯――。

 

 中国の「全国人民代表大会」(全人代)が「忠誠不足」などを理由に、香港の民主派立法会議員4人の資格剥奪を発表し、ほかの民主派議員15人も、抗議の意を示すために辞表を提出した。

 今年6月に国家安全維持法(国安法)が施行されて以来続く民主化運動や抗議行動に対する統制強化に加え、香港の表看板である「高度な自治」の象徴とも言える立法会への介入は、香港で尊重されてきた西側式の「三権分立」の理念を、中国・習近平式の「三権合作」へ書き換えるための動きに他ならない。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
野嶋剛 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に『イラク戦争従軍記』(朝日新聞社)、『ふたつの故宮博物院』(新潮選書)、『謎の名画・清明上河図』(勉誠出版)、『銀輪の巨人ジャイアント』(東洋経済新報社)、『ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち』(講談社)、『認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾』(明石書店)、『台湾とは何か』(ちくま新書)、『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』(小学館)など。訳書に『チャイニーズ・ライフ』(明石書店)。最新刊は『なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか』(扶桑社新書)。公式HPは https://nojimatsuyoshi.com
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