
ボルソナーロ大統領を「悪者」と単純化するのは一旦待ってほしい(C)AFP=時事
『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』(ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド著、日経BP社)は、2019年に日本語でも出版されて、ビジネス書としてベストセラーとなっている。氾濫する情報社会において人間が支配されやすい10の本能を解説しながら、先入観や思い込みを排して物事を客観的に考える方法を伝える。
本稿では、『ファクトフルネス』が説く本能を乗り越える主なルールに従い、コロナ禍のブラジルに関する報道を捉え直したい。

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